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14章:優しくするな!!!
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14章:優しくするな!!!
毎日楽しい。
仕事は相変わらずキモいけど、なんか慣れってコワイー。
でも頑張ればその分給料になり、
好きな物を買ったり好きな人に会ったり貯金をしたり、毎日毎日飲んだくれて楽しい日々。
留学の計画も進んでる。
学生ビザも取れたし、学校も決まったし、出発日も決めた。
チケットも取った。
あとは、その日を待つだけ。
マーカスにはまだ何も言ってない。
引き止められはしないだろうけど、
何か言いづらくて。。。
アナと仲良くなってから、マーカスがスゴく優しくて。
今までではあり得ないけど、
家に呼ばれたりするようになった。
これってホントにあり得ないし。
スゴく嬉しいーんだけど、
最初の頃のテンションとはまた違ってー。
ちょっと馴れ合っちゃった感じで。
家に行くと、普通に部屋に入れてくれて、なんとマーカスがお昼ご飯を作ってくれたの♥
そして、普通のカップルみたいに
部屋で二人でDVDを見たんだー。
そりゃさすがにドキドキしながら。
『マトリックス』を見た。
しかも、英語 字幕なし。
マーカスは得意気に『字幕は邪魔だよ』って言ってたけど、私は英語だけじゃ分かりません。
でも、映画どころじゃなかったから。二人の距離は中学生のようなー
くっつきもせずな感じで。
途中で、マーカスは
『ゆめ、手見せて。』
って私の手を触ったけど、
手をつないで、
それだけだった。
何なんだろー。
もしかしてゲイ?
普通に女子と二人きりで部屋にいて手を触ったのにー。
言い忘れてましたが、マーカスがルームシェアしてるのはデニスでその日デニスはいなかった。
でも、いつ帰ってくるか分からないって言ってた。
マーカスは部屋のカギを閉めてたの。それってーーー
その気だったんじゃないのーーー
しばらく手を握ったんだけど、
照れてたのかクスッて笑って
マトリックスに戻った。
もぉー。
今現在の私なら絶対に自分からいくのになぁー。
本気な人にはうぶになってしまう。
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いい経験になりました・18の冬 ©著者:coco
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