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4章:振り回される感情
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電話番号交換してから初めての電話まで何日間たったかな。
マーカスは他のダンサーたちとは違いいつもクールな男だった。
ホテルに行った最初の日、次の日以来特に何事もなく電話もなく進展もなく小説の続きが書けないくらい何にもない日が続いた。
ミカ先輩とリナと私は相変わらず毎日マーカスの店に飲みに行っていた。
毎日同じ時間に店に入り、まずコロナで乾杯すると、次にテキーラのボトルが出てくる。
私はお酒は強くない。
ミカ先輩は死ぬほど強い。
リナはというと調子良くごまかしてすぐ酔ったふりをして飲まない。
お夜食のフィリピン料理はいつしか好物に変わっていた。
最初毛嫌いしていた自分はどこにいったのか。。。
毎日が楽しかった。
マーカスは毎日のように私の隣に座る。営業電話もしてこないし、
面白い話しもしてこない。
なのに、私はマーカスに惚れていた。自分でも、どこが好きなのかはわからない。でも、ダンスをしている彼はカッコ良かったし、
彼が私の隣にいると、彼を目当てに来ている他の客たちがこちらを睨んでるのが正直楽しかった。
優越感かな。
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