3章:デニスとマーカス (3/3)

何なになにー
デニスとマーカス何話してんの？？


全く意味はわからないけど、マーカス怒ってんじゃん。


嬉しいじゃん。



それってやっぱり
『おぃ、俺の女に手を出すな』的な事じゃないのーーーーー


まぁ、『俺の女』じゃなくて
『俺の客』ね。いいんだよ、
どっちでも。


私への反応じゃん。少なくとも客以下ではなかったのね。
私はどんだけレベル低いのさ



でも、いいよ。また楽しくなってきたからー。


私は疑似恋愛がしたいだけ。
本気にはならないし
騙されたふりしてあげる
休みの日には電話しない
お店以外では会いたがらない


いいお客さんになりたい。


寒いのに外で話してる二人。
私は中に戻りまーす。


しばらくしたら、マーカスは隣に座った。

第一声が
『俺、怒ってるよ』

２つの感情があった

何であんたに怒られなきゃいけないの？


キャー怒ってるってことは、
やっぱデニスとキスしてんのイヤだったんだ。少しは気にしてくれてんの？



なぜかケンカしてるカップルみたいに沈黙の私とマーカス。


よく考えて。私たち、昨日出会ったの。展開早くない？？


でも、この展開気に入ってる。


今日は電話番号を交換した。