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2章:マーカスの営業スタイル
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結局、男女6人は近くのラブホに直行。男たち3人はタガログ語で私たちが会話分からないのをいいことに
ベラベラしゃべってる。
誰が誰と部屋に入るか。とか話してんのかな。
帰るよねって言ってた私たちも、
お酒のせいもあって、『まぁいっか』みたいなノリになっていた。
ホテルに着くと、ミカ先輩が
『じゃ、みんな楽しんで!!』
私の手を引いたのはもちろんマーカスだった。
部屋に入ると、マーカスはまずバスルームへ直行。準備が早い。
マーカスはどんな人か。
まだ会って数時間だし、第一印象は
『あ、この人私に興味ないんだな』って思った。
まぁ、ホストではないし私は見るからにミカ先輩に連れられてきたオマケだし、上客になるような要素もなし。あの店のシステムがわからないけど、指名とかはないみたい。
だから、マーカスにとっても私に枕営業したところで、メリットはなし。
『そろそろ、お風呂入ろうか』
マーカスが誘ってきた。
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