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7章:ホストから昼の世界へ (2/9)



しばらく経ったある日
私はいつものように
Naoに会いに福岡に行った。


そして地元に帰る際
渋滞に巻き込まれ
私はこの後予定していた
デリの仕事に10分
遅刻してしまった。


すると

デリのオーナー
「ともー!お前どこ行っとったとや!?まさか彼氏に会いに行ってて遅れたとじゃなかろーな!お前携帯だせ!」

といきなり言われた。


私がこの頃働いていた
デリのお店は
スタッフが最悪だった。


でも女の子同士
仲が良かったので
まだ我慢はできていたのだが
この日はもう最悪。


「嫌だ!」と拒否る私から
店長とオーナーが無理矢理
携帯を奪いとり
LINEなどの彼氏とのやり取りを
全部見られてしまった。


そして

デリのオーナー
「お前んとこの彼氏、店飛んだとやろ?お前連絡取れんとじゃなかったとや?このことお店の人達が知ったらどうなるかな?、、、黙っててほしいならお前明日から俺がOK出すまでオープンラストで働けよ。」

と言われた。


完全に脅しである。


しかもこの日私な
予定していた時間にあがれず
勝手にラストまで
車の中に監禁された。


私は監禁されていた車中で
当時知り合いだった
福岡でソープを経営している
社長に連絡を取り
自分が今おかれている
状況を説明した。


すると

社長「なんやそい!ともすぐ逃げてこい!俺のとこ寮もあるし、家電や家具も揃ってるから荷物1つで大丈夫ぞ!何か言われたら俺が守ってやる!」

と言ってくれた。


当時この社長のグループは
福岡でも急成長を
とげている会社だった。


私はとりあえず
逃げなきゃ本当に
無理矢理働かせられると思い
社長の言葉に甘え
次の日出勤時間の前に
福岡へ飛ぶことにした。
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ホストとの結婚 ©著者:TOMO

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