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2章:幼少期〜小学生 (1/2)

2章:幼少期〜小学生

私は関西のとある田舎で育ちました。

一時間に一本しか電車が来ない辺鄙な私鉄駅から徒歩30分の場所にある公団。

とても築年数が古くお世辞にも綺麗とは言えない2Kの団地の一室が私の家でした。

壁は湿気とタバコのヤニで黒ずみ、天井はヒビ割れ、6畳と4畳半二室の畳は傷み放題、お風呂にはシャワーはなくトイレは便座が割れて3/1しか無い状態、キッチンの床は歩く度に軋みます。




生まれた時の家族は、父母、父方の祖父母。

父は自称ヤクザの無職、母と祖母は専業主婦、祖父は大工。
この頃は祖父の稼ぎで生計を立てていたように思えます。


私を出産した時19才だった母は精神的に不安定で、私に対してはとてもドライな態度で接していた。

そのせいか私は祖母に懐き、どこへ行くのも祖母と一緒のおばあちゃん子だった。

4才の時に祖父が肺がんで亡くなり、元々貧困気味であった一家の家計は更に苦しくなります。

父は働く気がなく口先だけで仕事を探しているふりをし、母がパートに出ることも反対した。
父と母は一回りほど年が離れており、母は小柄で可愛らしい顔をしていたため父は非常に嫉妬深く、母を外に出すのを拒んでいた。

祖母が親戚から借りたお金でなんとか暮らしている状態だった。




母が公園デビュー等しなかったため、私は幼稚園に入るまで同年代の子供との関わりを持たなかった。

経済状況が悪かったため幼稚園には一年だけ行くことになり、5才で始めて同い年の子供の中に放り込まれた。

子供時代の私は内弁慶。家ではワガママだが外ではおとなしく人見知り。

酷くいじめられることはなかったが、馴染めずにいつも一人でいた。

運動が苦手で消極的なくせに頑固な私に先生たちも手をやいていたようだ。


その頃はまだ、自分の生まれ育った環境こそが全てであり常識であり、よその家に比べて貧乏だということには気づいていませんでした。

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現役風俗嬢の人生と懐古 ©著者:みのこ

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