「ご、ごめんなさい、かのちゃん。
ねぇ、どうしたらかのちゃんを悪いヤツから助けられるの⁈
また二人で逃げるなら、任せて！」


「ダメだよ、そんなの。
すっごくすご〜く悪い人なの。
逃げたって無駄。
機会が来たら、ゆうくんに方法教えるから、それまではかのの話を聞いて欲しいの。
毎日辛くて、ゆうくんにしか話せないから、かののお話、聞いてくれる⁈」

「当たり前だよ！
それでかのちゃんが辛く無くなるなら、何でも言うとおりにするよ！」



逃げても無駄。。。



それは本当

誰も、起こってしまった過去からも、自分自身からも逃げられやしない。



狂って逃げるなんて、許さない。



一年間、私を閉じ込めたように

たっぷり一年間、苦しめてあげる。