ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

11章:共棲 (1/9)

11章:共棲


ゆうくんは、相変わらず甲斐甲斐しく私の世話をする。

食事を作り、顔を洗う、歯を磨く、食べさせ、お風呂に入れ、髪も洗い乾かして、家事も全て一人でこなす。

ゆうくん自身は、ろくに時間が取れないから、お風呂に入らない日もあれば、食事は掻き込むように急いで食べていた。


いまだに、軽く縛られてはいたけれど

手足の代わりはゆうくんが一手に引き受けるんだから、さほど不自由は感じない。



そしてゆうくんは、ひたすら私の世話をしながら、私の顔色を伺い、一喜一憂するようになっていった。



食事を口に運ぶ。
大抵は美味しかったのだが、熱かったりして、微かに嫌な顔をすると

「ご、ごめんね か、かのちゃんの好きな物作るから ごめんね」

ペコペコ謝る。

逆に、ニッコリすると、ゆうくんもニコニコしながら、饒舌になる。


ゆうくんが料理が得意なのは、まだ家を出る前
飲食店でバイトして、調理もしていたからだそうだ。
驚く事に、ゆうくんはチョコケーキまで手作りする事さえあった。

しかも、美味しい。

よく分からないヤツだ。


54 /242

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

私があなたを殺した理由 ©著者:花音

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.