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8章:屈服 (1/8)

8章:屈服



殴られ、動けず、ヤツ以外とは誰とも話さえ出来ない。

いくら叫んでも、誰にも声が届かない。



私は、ヤツのなすがままにする以外、選択肢の無い人形だった。




ヤツは実に器用で、私の髪も、大切に櫛けずり、毎日手製の美味しい料理を作った。
認めたくないけれど、ヤツは家事全般得意なようだった。



それでも、食は進まない。
動いていないせいもあるが、一番は、私が、もう逃げ出せないのだろうと、諦め始めていたからだろう。


現実を受け入れたら、どんどん食欲は落ちていった。
助けを呼んで叫ぶことも、いつしかしなくなっていた。


ただ、息をして、そこにいるだけの人形



そう


まさに、生きている人形が、作られていったのだ。


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私があなたを殺した理由 ©著者:花音

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