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5章:第四章 (3/3)


俺は奈々を
店に入れた


もちろん会長やスタッフには
キャッチで入れた
ことにしている


俺はキャッチ料で七万円を
会長から受けとった

会長いわく
女の子の質でキャッチ料は
変わるらしい

七万は久しぶりの高額だそうだ



「お前を店長にして
やっぱり当たりだったな
やる気が出てきたんじゃないのか?」


会長は俺の肩をポンっと叩いた


「頑張ります」


とだけ答え一礼して
会長のもとを後にした



奈々と俺の間でも
いくつか約束事をした


店では"店長""ミウ"と
呼び合うこと
二人の関係を誰にも
ばらさないこと
仕事中はお互い敬語を
使うこと
そして奈々の歳は20歳
ということ



俺は結局
自分の店長という名誉のため
彼女を店にいれた
七万というキャッチ料のため
彼女を店にいれた



「他で働くより
俺の目の届くとこで
働いている方が安心だ」

というのが
当時の自分への言い訳



俺はこの汚れた繁華街で
拾った野良猫に首輪をつけた
ミウという新しい名前をつけ
"商品"というペット
"商品"という彼女



自分にうんざりした
仕事に嫌気がさした



しかし奈々を店に入れた以上
俺は今まで以上に仕事を頑張らなくては


自分に気合いをいれた
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野良猫 ©著者:R

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