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6章:転落
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6章:転落
私は全身墨の男の女になった。
彼の名前はコウジ。
やっぱりヤクザだった…。
失礼な言い方だか、
ネタ(シャブ)常用してるヤクザは下っ端のチンピラヤクザ。
女と言うよりは都合の良い玩具に過ぎなかったのだろう…。
普通、本気で惚れた女をネタ漬けにはしない。
頭では理解しているつもりだったけど…
“ヤクザの女”て肩書きに惚れ惚れしていた自分が居たのも、また確か。
とりあえず卒業も近いし、学校に行かないと周りが怪しむから…と、
自宅とコウジの家を行き来しながらも、学校へ通った。
体質的にか…
私の切れ目は疲労感は勿論、凄まじい精神錯乱があった。
だから常にネタは切らさない様にしていた。
卒業間近だったのが好を沿うし、
授業も午前中までだったし、風紀もウルサくは言われなくなっていた。
それに…
まだこの頃は、1回10ミリでも10時間程度は効いていたんだ…。
“私はネタと上手く付き合っていける”
そう信じて疑わなかった…。
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