2章:美容整形 (42/42)

可愛らしい受付の女性が待合室にやって来て、メイクを落とす洗顔フォームで顔をしっかり洗って下さいねと洗面室に案内されてゴシゴシ洗って、渡されたタオルで顔を拭いて、手術室へ案内された。

手術台に登り寝る前に、緊張をほぐすお薬飲んで下さいねと一錠の薬を飲み横になった。医師がしばらくして入って来て、目以外を覆うものを顔にかけられて目を閉じて下さいね、と言った。ヒンヤリした液体で目の周りを消毒され、麻酔の点眼薬を両目にさされたら、目がボワ〜となった。

じゃあ、麻酔の注射をしますねとチクッチクッとしたけど別に痛くはなく、パチっと目頭をハサミで切られた感じがした。何が何だかわからないまま、ツーツーと目頭を糸が引っ張る感触がして、はい、終わりました。と医師が出て行った。看護婦さんが手鏡を見せてくれたら、両目の目頭と目尻に黒い糸があった。抜糸は５日後で、それまではメイクはダメだと説明された。一日三回飲んで下さいねと抗生物質の錠剤も貰い、美咲さんの元へ帰ったら「おっ？変わりましたね〜？デカイよ？目‼︎」と言われて嬉しかった。