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8章:転落 (2/12)



タクシーでホテルの部屋へ戻って、哲さんが

「ゆら?絶対にまゆみとの接触は許さないからな!」

「まゆみ、警察に逮捕されたんでしょ?何で私に接触出来るの?」

「まあ、一応な。」

二人してソファに沈みこむかの様に無言で暫くボーっとしていた。

誠さんから電話が来た。

美咲さんが目を覚ました!

私は哲さんに「会いに行きたい!」

哲さんも同じ気持ちで、再びタクシーで病院へ向かった。

駆け込むかの様に病室に入ったら、かなり顔色が悪い美咲さんが

「大丈夫よ〜、みんな!」って微笑んだ。

哲さんが「全て、誠が悪い。美咲、俺も責任を感じてる。ゆらには話してある。」

誠さんが「美咲、哲の言う通り俺が全て悪い。一生かけて償う。許して欲しいとは言わない。お前と一緒に生きて行きたい。勿論、離婚する、お願いします!」

美咲さんは「仕方がないか?ゆらちゃんならどうする?」

えっ?私が決めるの?ビックリしたけど

「今回の事件で、誠さんは大切な気持ちに気づいたと思います。私なら、信じます。」

そう言ったら、美咲さんは笑いながら「純粋な気持ち、私もゆらちゃんみたいに純粋な気持ちに戻りたい。誠?許してあげるよ!私が水商売に入ったのは、誠への当てつけだった。お互い様かな?」

誠さんは、泣いていた。

私はホッとして美咲さんのベッドに腰掛けたら、哲さんが

「ゆらのおかげだぞ?誠!ゆらの奴隷になれよ!」って笑いながら、一気に病室が明るい雰囲気になった。

美咲さんが「てっちゃん、本当にいい子と出会ったね。私みたいな苦労は絶対かけないでよ?まあ、誠じゃないから、大丈夫か!」

照れてる私の頭を撫でながら、哲さんが、じゃあ、お幸せに!

そう言って病室を出る時に、私が入院ですか?って聞いたらもう帰宅出来るの、手のひら縫ったから抜糸までは自宅にいるからいつでも来てくれる?って言われて、ハイ!って答えた。
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愛人生活 ©著者:ゆら

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