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15章:雑種強勢
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「ご子息が渡英するまでは、私どもがお預かりします。先ほどまではこちらに…ご実家にお返しするのが筋かと思ったが、気が変わったのでね。彼の居場所は私どもが作る。私の部下にもご子息は慕われておりますよ」
北条が憤りを隠さない口調で父に言いました
先ほど父が僕について言った事がよほど腹に据えかねたと見えます
それと、確かに当初は胡散臭げに僕を見ていた『空林』の一騎当千のスタッフたち、特に荒事もこなす精鋭部隊の若者たちは、今では僕とすっかり打ち解け、なぜか僕を『若』などと呼ぶのです
「頭、早く若がイギリスでひと仕事ブチ上げて来て『代表』と呼ぶ日が待ち遠しいッスね」
などと北条に言ってるのを聞いた事もあります
僕をガードする様に立っている北条を見て、父はポツリと呟きました
「ああ…なるほど…あなたは明の完全なる崇拝者なのですね。単にビジネスライクに庇護しているのではなく、息子の…明のためなら世界を敵に回しかねない様に見えますよ」
「ご明察。それがこれからの私のライフワークですから」
北条はそう応じ、僕も父に声をかけます
「じゃ、元気で、父さん。帰った時にまた会おうね、それと…」
「それと?」
「僕が自分で『東條明』を名乗るのはこれで最後にするつもりだから」
僕は最後にそう言い、もう完全に自分の居場所で無くなった実家を後にしたのでした
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