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9章:無力の王 (2/12)

「あの宝石屋のデブ、今回は、なかなか派手に踊ってるらしいぜ。今度のご執心のお相手は結構上玉らしくてよ」

「そんなにいい女なのか?」

「お前、知らねえの?色狂いでも、あのデブの趣味はちょいと変わっててよ。ほれ、少年愛とかってやつよ」

「うえ…何だ、そっちかよ。気色悪い。でも確かその変態デブの店は蜷川の資金の『洗濯』に精を出してるから組としても大目に見るしかねえんだろう?」

「いや、ところがデブが、そのご執心の坊やの件で、何やら、しくじったという話だぜ。詳しくはまだわからんが、蜷川の幹部連中がだいぶ荒れてる…」

どう聞いても相沢の『しくじり』とやらの原因になった『ご執心の坊や』とは僕の事なのでしょう

どうやら世間を騒がせている湯島の6人変死事件…万蔵と押し込んで来た連中5人の遺体が発見された件に、相沢が関わっているという内容の、僕の警察への密告電話が波紋を拡げているらしいのです

話題の当事者に聞かれているとは気付かず、ホームレスたちはさらに話を続けるのでした


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少年地獄 ©著者:黒蝶少年

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