ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

8章:不安定な臥龍 (13/13)

その集団は様々な人を見かける国会図書館の中でも異彩を放っていました

新聞閲覧室や喫煙所に常に集団で固まっている彼らは、何となくどんよりとした空気を醸し出していて、服装も薄汚れている様でした

世情に疎い僕でも、彼らがホームレスか、それに類する人たちである事はわかります

図書館は彼らにとって一日暇を潰すための格好の場であり、また、貴重な情報収集の場でもあるため、アメリカのある州などではホームレスの図書館利用を推進しているそうです

区の図書館のソファにホームレスらしい人たちがいるのを見かけた事もあります

しかしほとんどの蔵書が書庫に保管されており、閲覧には申請が必要な国会図書館で、彼らの集団を目にしたのが気になり、同じフロアにいる時、僕は彼らのヒソヒソ話に何となく耳を傾けました


72 /192

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

少年地獄 ©著者:黒蝶少年

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.