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2章:ぼくたちの失敗 (2/8)

僕が夜が明けない薄暗い中、相沢のマンションの地下駐車場に潜伏していたその時、当の相沢は全ての事態を把握していたのです

抜け目の無いあの悪魔に比べたら、僕などは自ら罠に飛び込むか細い獲物に過ぎませんでした

駐車場の入り口に相沢の醜く肥え太った姿が見えた時に、僕は怒りに我を忘れ、ナイフを抜いて刃を起こすと、リモコン・キーを操作しながら白いメルセデスに近付く相沢の後ろから襲いかかりました

ナイフの刃の尖端があと少しで届くというその時、相沢が振り向きます

驚きと恐怖で彩られているはずのその顔がニヤリと笑ったのが分かったその時

僕は誰かに羽交い締めにされ、ナイフを持った手首も万力の様な凄い力で握られ、完全に自由を奪われてしまいました

「やぁ、私のお姫さま、待ってたよ」

下卑た笑顔の相沢が言うのと同時に、後頭部に衝撃が走ります

僕を羽交い締めにした誰かにやられたのだと気付く間もなく、僕は意識を失ってしまいました



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少年地獄 ©著者:黒蝶少年

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