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12章:クロワッサンの秘密 その3 (2/9)

「どうした?またニヤニヤして」

「ニコニコと言ってったら!もう」

『ヌーヴォテ』の調査員の訪問の余韻が未だ覚めぬ中、軽口を叩く零人に言い返しながらも、こむぎは顔の表情が緩むのを抑えられなかった

二人の調査員が『クシネ』のクロワッサンを手放しで褒め称えたのは、もちろん一番嬉しい

しかし、今、こむぎの頬を緩ませているのは、彼らが帰りがけに、こむぎが入れたホットドリンクに賛辞を送ったからだった

「日本でこんな本格的なショコラショーを味わえるとは驚きです。フランスやベルギーでもなかなか出会えない美味しさでしたよ」

とヤマモトは言い

オルタンスも

「あの美味しいクロワッサンが、あなたの飲み物で、更に引き立ってたわ。エリゼ宮にも、あなたのように美味しいカフェオレを入れてくれる人がいれば、私はもっと楽に仕事が出来たのに」

と満更冗談じゃない様子で、こむぎの飲み物を作る手腕を称えてくれたのだ

(嬉しい…本当に嬉しい…)

(外部の…しかもプロの人たちが、あたしの飲み物を認めてくれた…)

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朝いちばん早いのは ©著者:黒蝶少年

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