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8章:新装開店 (15/15)

決める事はまだまだあった

『クシネ』の坪数、席数を考えると、どうしてもこむぎと零人の他にスタッフが必要だった

「僕はどうしてもパン工房に閉じ籠りがちになるし、君も厨房仕事中心になる。少なくとも、ホールスタッフは二名必要だ」

「うん、あたしとしたら、ホールだけでなく、パンか料理も兼任で出来る人が欲しいんだけどな」

「そんな都合よく見つかるか?調理師学校の製パン科の生徒なんか、もう進路先は決まってると思うよ」

「あぶれた生徒がいるかも知れないじゃない?」

「この時期あぶれてる奴なんか僕はいらない」

「…もう」

確かにホール専用スタッフは、雑誌で募集をかけるとすぐ面接に訪れた

その中では新宿のフレンチ・レストランでコミ・ド・ランの経験がある二十歳の桐生敏という若者が良さそうだった

勤めていたレストランが訳あって先月で店を閉め、仕事を失ったばかりだという

人懐こい笑顔が印象的な若者は、誰からも好感を持たれそうだ

ひとりはこの桐生敏で決まりだとこむぎは思ったが、後ひとり、なかなかピンと来る人材が見つからない

そんな中、ひとりの意外な人物が、店を訪れた


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朝いちばん早いのは ©著者:黒蝶少年

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