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2章:酵母はささやく (2/10)

何かに呼ばれた様な感覚に襲われ、青年は目を覚ます

冷たい空気が満たされた薄暗い寝室の中

夜明けまではまだ間がある

青年はベッドから音もなく降り、熱いシャワーを浴びると、真っ白なコックコートを身に付けた

身支度を整えた青年は寝室に隣接した仕事場へと向かう

青年の端正な顔が次第に生き生きと輝く

パン工房

それが青年の仕事場だ

大型の石窯オーブン、ラック式のドゥコンディショナー(発酵室)、業務用冷凍冷蔵庫、製パン用ミキサー、そして作業台

青年は整然と器具が並ぶ工房の真ん中に立つと目を閉じ、じっと耳をすませた


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朝いちばん早いのは ©著者:黒蝶少年

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