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6章:6
そんなカッスーといると、金は確かにかかって仕方ない。
この時すでに500万超え。
だけどメリットはあった。
まず、喋りが出来るようになった。
煽り方とかは特に。
当時の私、お客さんから
お金を借りてたりしてた。
お客さんのジャンル。
だいたいはちょっと金に余裕がある人かなってレベル。
額は20〜40の間。
利息は無しの借用書もなし。
貸してくれる人は貴重だから返済はきっちりしてた。
これが普通の債権者と債務者ならとてもいい関係である。
だけど、向こうは業者じゃない。
ビジネスでやってる金貸しじゃない。
まず、利息取ってない時点で金の見返りはいらないから、ほかを求めている、と読める。
善行、おもに下心込みで私に金を貸しているのだ。
そういうお客さん達は貸す時にだいたいは、
「こいつ、絶対返済日守れない。その時はぐふふ…」
みたいな妄想してる事が多い。
だからキッチリ返済した時にすごく困るみたいな顔をする。
そしてこんな感じのセリフを続けるんだ。
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