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2章:再会 (1/6)

2章:再会

店に入ると、心臓が止まりそうになった。

そこに居たのは、元彼だった。

彼も私が来るとは、知らなかったようで、私を見て、そのままフリーズしていた。

事情を説明すると、拓海さんが来た。

元々、拓海さんと約束をしていたらく、そこへタイミングよくわたしが来店。


「美樹ちゃんに会えたのに、涼に会わせない訳ないでしょ?俺お節介だから…と言う訳で後は2人でごゆっくりー」

と言い笑ながら出て行った。

「ごめんね。あの時は…」

と言うと、

「美樹変わったな。お前が俺に謝るなんて」

と、冗談ぽく言った。

「まだホストやってたんだね…」

「おー、美樹の言う通り俺ホストにドップリ浸かってるから、他の仕事無理だわ」

「そか。天職だからね。」

「俺さぁ、あの後、結構すぐにすっぱり美樹の事忘れられたんだ」

ドキンとした。
悲しい…かな?そんな感情だった。
わたしはとことん嫌な女なんだと思った。自分がしてきた事を棚に上げて、ショック受けてる。


「そうだよね。わたし大した女じゃないから、そうだよ…」

「美樹…なんかあったかー?」

また、冗談ぽく言った。

「ないよ。わたし今、幸せだから」

と言うと、

「嘘つくなー、美樹は嘘つくの下手だからすぐわかるぞー」





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ホストが惚れた女 完結編 ©著者:美樹

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