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20章:失ったもの (4/5)

目が覚めると雨が降っていた。

雨は嫌い。

悲しい思い出はいつも雨だった。

私が起き上がると彼が目を覚ました。

「雨?」

「うん。夕飯どうする?」

「ゆうちゃん何食べたい?」

「うーん・・・なんだろ」

わたしたちはどちらも優柔不断だ。

「外に出て適当に決めようか」

「シャワー浴びてくるね」

わたしは出掛ける準備をするために浴室にむかった。

彼はわたしの頭を撫でるとまた目を閉じた。

愛しい。

そんな風に思った。

幸せなはずだ。

こんなにも大事にされてる。

なのに何が足りないんだろう。
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幸せってなんだっけ? ©著者:M

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