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19章:過去 (2/6)

わたしがあの人と出会ったとき、あの人はホストクラブのただの雇われ代表だった。

キャッチされて飲みに行った初めてのホストクラブ。

初めてのホストクラブは、今まで見たことないくらい、ギラギラした場所だった。

見栄とお金と欲望とが渦巻く空気に飲み込まれそうになりながら、わたしはよそ行きモードを保つのに必死だった。

負けちゃいけない、飲み込まれちゃいけない、そんな風に思ったっけ。

あの人はとてもスマートな人だった。

ギラギラした空間の中で、彼だけが澄んで見えた。

好きになる、そんな確信があった。
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幸せってなんだっけ? ©著者:M

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