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7章:土曜日 (6/6)

わたしって何?なんて下らないこと聞きたい訳じゃない。

彼の仕事も理解している。

毎日のように一緒なのは、他の誰でもないわたしだってわかっている。

彼の店に飲みに行けば、楽しく飲めるし、店に来いとも来るなとも言われない。

そこかもしれないな。

いつも私次第。

彼の家に行くのも、店に行くのも、全部決めるのはわたし。

じゃあ彼の意思はどこにあるんだろう。

わたしは彼に必要とされているかわからないから不安なのかもしれない。

ソープ嬢だったころ、ホストにはまったことがある。

わたしはホストの愛してると言うその言葉だけで、多額のお金を使った。

たくさん泣いたし、たくさん傷付いたけれど、確かにわたしは必要とされていた。

わたしのお金は必要とされていた。

今さらそんな必要のされかたを望んでいる訳じゃない。

薄っぺらい言葉を望んでいる訳じゃない。

どうしてわたしは満たされないんだろう。
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幸せってなんだっけ? ©著者:M

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