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4章:6月22日、あれから3年。
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この日付を忘れる日が来るのだろうか?
しばらくは覚えているでしょう。
3年前の今日、私は「薬中病棟。」の舞台である病院に入院しました。
あの衝撃的だった入院の初日を、今でもはっきり覚えています。
最初に声をかけて来たのがゲンちゃんだったこと、この日だけはマホちゃんが優しかったこと、その他色々…。
そして何より、リョウちゃんと出会った日です。
あれからもう3年なんて、時間の流れは早いですね。
もしも入院してなかったら…と時々想像します。
私の依存症は回復しなかったかもしれないけど、違法薬物に手を出すこともなかったでしょう。
眠剤に依存した人間。
大勢いると思います。
でも、そこから覚せい剤や大麻やハーブに手を出す人間は少数ではないのでしょうか?
だって、向精神薬と違法薬物は世界が違う。
少なくとも、私はそう考えてますが…。
入院した初期に色々な患者から聞いた話で、結論はすでに出ていました。
そして思ったのです。
私には一生関わることがないな、と。
でも、人生の分かれ道の選択を誤った結果がコレです。
あの時期にあの病院に入院したことは、運命付けられていたのかとたまに思うことがあります。
彼との出会いもまた同じで、決まっていたのかと疑問を抱いたり。
3年前の今日、薬中だった私は薬中だらけの空間に放り込まれました。
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