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3章:三、アル、オ年寄リト青年 ノ 物語
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また桜の季節がやって来た。
【Lokken Beach】のインテリアも春一色に染められて、店の中では小ぶりな桜の木が……鉢植え……いや、根を張って可憐な花を咲かせている。
少し離れた駅前には小さな公園があり、吉野桜が群を成す。
毎夜、ライトアップされた枝の下で、ブルーシートの上に鎮座する人々が宴を催し、また一年に数日しか無い、その儚げな花が妖艶さで魅了する満開の週末には、酔っ払いの歌声や女達の嬌声、ハイテンションな笑い声が渦巻き、酒と体臭が入り混じった匂いが漂う。
花見帰りの千鳥足が、おや、こんなところにBARがあったのかと足を止めて扉を開く。
ある足は吸い込まれ、またある足はSAKURの創り出す空間に気圧されておずおずと扉を閉める。
それでもその時期は普段より大分と忙しくなり、常連でも諦めて踵を返す事も多い。
その日は、正樹(まさき)が始めて訪れた一年前と同じく小雨模様だった。
大学の教育学部に入ってはみたものの、教師になるにはゼミも厳しく成績表の評価も低く、自信を失い、自分が将来どんな道に進んで良いのかが全く見えなくなった。
そんな時、道すがらにこのBARを見付けたのだ。
ーーバイト代が入った時だけ顔を出して……もう一年になる。
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アル、ジェンヌ ノ 物語 他三編 ©著者:七斗
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