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8章:初指名
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プライドとか、ないんですかね?
あるからNo.落ちが嫌なのか?
でもそれよりもよっぽど情けないこと言ってないか?(e_e)
いやーホストの価値観でわからないなと。
もう怒りを通り越して呆れてどっと疲れてしまった私は悠に提案をした。
「わかった。大阪までの片道の新幹線のチケット代はあげるよ。でももうそれっきりで一生私の前に顔出さないで。約束破って現れたら警察じゃ済まないからね。」
「わかった。」
「片道いくらよ。」
「4万。」
…そんなにしないだろ!!!
最低すぎる_| ̄|○
今更ながらなんでこんな奴を指名してしまったのかと…(;_;)
「4万ね。本当消えて、早く帰って。」
なんだかすごく疲れた…
「パチンコ行くわ。もう貰った金だから、どう使おうが俺の自由。」
腹がたちすぎて、わたしのミドルキックが悠の股間にヒットした。
悠が悶絶している間にタクシーを拾い帰宅した。
病院に行くか悩んだけれど、血も止まっていたのでもうそのまま寝ることにした。
あー私の携帯ちゃん( ;´〓`)
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『世の中ね、顔かお金かなのよ』 ©著者:明日花
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