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7章:警鐘 (21/21)




「益子!そろそろ時間だな、行くぞ!」


俺は北川が来て厄介になったこの場を離れるべく、益子に言った


「えー!あたし納得できてないです!北川さんとも話したいし!」

「何言ってんだよお前!いいから早く!ほら」


俺は益子の腕を引いた



その瞬間、何かを閃くような感覚と同時に、頭の中でどこかの風景が映像のように過った

都会、そのどこかの駅前のような、たくさんの人が行き交っている風景だ


「飯島さん…?」

「ん…?あ、ああ、ごめん
よし、行くか」


俺は益子の腕を取ったまま固まっていた

腕を離し、益子を連れて持ち場へ戻る

北川が不満そうにブツブツと何かを言っていたが、それを無視し、歩を進めた


ログインした画面のままになっている携帯を見る

一体何故、他人の個人ページにログインすることができたのか
この画面に写る男が俺にそっくりだという事が、その謎を深めている


男のプロフィールの自己紹介の欄に目を移す


俺の驚きは驚愕に変わる


現住所を除き、生年月日、血液型、出身地が俺と全く同じだからだ


俺はこれまでに無い悪寒を覚えた



益子が何かを言っている



しかしそれは、俺の耳が音を拾っただけで、頭の中には入ってこなかった




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主人公、俺 ©著者:.R

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