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6章:夕刻、雨
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18時30分
家を出て、北川を待たせているドン・キホーテへ向かう
暗くなった空は、朝からの雲りでどんよりとしている
今にも雨が降りそうだ
ドン・キホーテの入り口付近に着いた瞬間、携帯が鳴った
知らない番号からの電話だ
「はい…もしもし」
「あ!飯島君?俺俺!北川!」
「北川さんですか!どうして番号知ってるんですか?」
「聞くの忘れてたからさ、会社に用事があって電話したついでに調べて貰ったんだ!いやー、良かったよ、まだ部長帰ってなくて!」
「部長に聞いたんですか?北川さんすごいですね、部長に用事ついでの頼み事ができるなんて」
「そりゃあ、アレよ!なんだかんだ俺と部長はマブだったって事だ!はは!てかまだ家!?」
「もうドンキ着きましたよ」
「あ!本当?了解了解!じゃあ入り口で待ってて!マッハで行くからさ!はははは!」
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