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3章:壊れ始める日常 (17/17)



「これ良くない?」

そう言ってサキが指差した時計は、高級とまではいかないが人気のブランドで、ロゴのアルファベットを型どった金属のパーツで繋がったベルトになっている、どちらかというとブレスレットに近い時計だった


「まあ、良いとは思うけど、男が着けるには微妙じゃない?」

「でもペアで売ってるし、れんじ君なら似合うよ絶対、ね?」

「ん?……うん、よし、それにしよ」


これで確信した
サキはおかしいんじゃない

まるで人が変わっている、そんな気さえする

サキは今まで自分の意見を通すなんて事は絶対にしなかった


サキを変える何かがあったのか
俺にはわからない

ただ、店員に時計を注文しているサキの笑顔には、どこか悲しげな影があった



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主人公、俺 ©著者:.R

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