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8章:ダメ女ダメ男 (19/19)

怒ってばかりで励ましの言葉を言うことが出来なかったからだ。

私自身、何かしら優樹にまだ気持ちがあるのだろう。

好きとかじゃない。
情なのかもしれない。
放っておくことが出来ない。

そう思ったのは、きっと優樹が今まで私をたくさん愛してくれたからだろう。

裏切られたけど、いつも私の側にいてくれて、こんな私を受け入れてくれたのも事実。

次は、私が支えてあげる番なのかもしれない。

そう思った。

そして、必ず幸せにすると言ってくれた優樹を最後に信じようと。

何度も捕まって同じ事を繰り返していればもうどうしようもないが、初めて頭を打った優樹にはまだ更正の余地がある。

刑務所で大変な思いをすればいい。

人間関係も面倒だろうし、孤独感に襲われる日だってあるだろう。

考える時間は沢山あるし、今までの人生を振り返ればいい。

もう二度と刑務所になんて入りたくない

そう思ってくれればいい。

懲役太郎にはならないでほしい。

真面目にさえしてりゃ、最高な男だ。

優樹が出所するまで待てるかなんて、それは分からない。

だけど、なんとなく待てる気がする。

優樹以上に私を愛してくれる男はいないと、分かっていたから。
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逆DV。 ©著者:psy

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