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3章:彼氏
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翔はレゲェが大好きで、翔の地元では基本レゲェを皆聞くらしい。
聞いたこともないような早口な音楽が流れていて、ウーハーが響く部屋で初めてマリファナを吸った。
最初は咳き込んで苦しかったけど、次第に何もかもが面白くなり、常に爆笑していた。
その日は、優樹から何件も着信があったが、付き合ってもないのに他の男と遊んでいることが何故か優樹に悪い気がして電話を無視していた。
翔の家に泊まり、次の日私と美咲は家に帰った。
優樹に電話をし、「寝てた」と嘘をつくと優樹は「何もなくて良かった」と安心していた。
付き合ってはいなくても、自分が毎月払ってあげている携帯で他の男と連絡をとって遊んでいたらいい気はしないだろう。
優樹に対して、罪悪感はあったけれど、携帯を持たしてもらっているからといって、男関係を制限されるのは嫌だと思い、これから優樹には男関係のことは内緒にしようと思った。
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