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2章:出会い (21/22)

「優樹ありがとう!もうほんまに優樹は神やな!これで残高気にせずメールも電話も出来る(笑)」

「俺が毎月払うねんからあんまり使いすぎるなよ(笑)ホームページも出来るし良かったな!」

喜ぶ私を優樹は、優しい目で微笑みながら見ていた。

翌日、家に帰り部屋で新しい携帯をいじっていると母が部屋に入ってきた。

母の視線は携帯にあり、びっくりした顔をしていた。

プリケーのことは、友達に借りていて着信だけ受けれるという風に話していたが、そのプリケーの色は蛍光色の黄色で、それが白になっていたからすぐに分かったのだろう。

「あんた何それ?」

「見たら分かるやん。携帯。」

「なんで持ってんの!どうしたんよ、それ!」

「空から降ってきた。」

「はぁ?降ってくるわけないやろ!それプリケーちゃうやろ!」

「プリケーやし。前のプリケー潰れたから、他のやつ借りただけ。」

「返しなさい!携帯持ちだしてから、あんた帰ってこんなったし、中学卒業するまでは携帯を持たないって約束したやろ!もうお母さん、我慢できひんわ。保護司にも言うし、手に負えないからそれなりの処置をとって下さいって言うから。」

「いいこと考えた。お母さんに番号も教えるから、それで何してるかとか報告したらいいやろ?電話は絶対に出るって約束するし。保護司に言うなら、もう帰ってこうへんから。」

そう言うと母は、携帯を持つことを許してくれた。

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逆DV。 ©著者:psy

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