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10章:私が店をやめたくなるとき (1/1)

10章:私が店をやめたくなるとき

三年の間、何度か店を辞めたいと思ったときがあります。

まずは、客がこなかったり、指名変えされたときですね。もう嫌だ、辞めたいと思います。

後は、36才オバサンホスなので、若くて可愛い新人さんが入ってくるたびに思います(笑)

今日も二十歳の可愛い新人さんが入りました。そんなとき、もう潮時かななんていつも思います。

あと、最近思うのは、三年働いてなんとなく自分の限界や、ホステスとしての将来が見えてきたなってことです。多分、あと10年はこの店でなくて、他の店ならやっていけるとおもいます。でも、ママになったり経営したりする器は私にはありません。あくまでも、プレイヤーとして、小銭を稼ぐことしかできません。このままコツコツ貯金しながらホステスを45までやるのか?

または、今付き合ってる彼と結婚なんてことも考えたりします。

このままホステスを続けるのも不安定だし、ズルいですが、結婚して安定がほしいとも思います。
彼はサラリーマンですが、独身アラフォーホステスよりははるかにましです。
彼は、一応一流大卒、一流企業勤務です。何があるかわからない世の中ですが、一応は保証されてます。私のようなアラフォーは、昼職もまともにないので、結婚で水商売を上がるのが一番楽ですよね。
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36才、ホステスの日記 ©著者:白米

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