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5章:‐証された真実‐
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5章:‐証された真実‐
あれから数週間後、田舎からおばあちゃんがやって来た。
「修ちゃん、涼ちゃん大きくなったねぇ!元気にしてたかい?」
あの人と同じような柔らかい笑みを浮かべてそう言った。
「うん!元気だったよ!おばあちゃん!」
修一は何も知らない…大好きなお母さんとお父さんの間にあった事なんて…。
真実を知ったらどう思うだろう。悲しむ事くらいは容易に想像がついた。
僕はこれっぽっちも悲しくなんかなかった。
だって、全て僕の望み通りだから…。
あの2人の会話を聞いた後で、部屋に戻った僕はずっと我慢していたものが出てしまったんだ。
腹の底にあったけどずっと奥へ、奥へ押し込んであった、薄ら笑いのような…とにかく笑いが止まらなかったんだ。
父親は、僕の気持ちに負けたんだ。
僕の無言の圧力から逃げ出したんだ…。
そして、あの人の愛からも…。
バカとしか言いようがなかった。あの人を愛する資格なんかアイツには最初からなかったんだ。
そう思うと鳥肌が立った。
僕の体内に流れている血や神経には、あの人とアイツの交ざり合ったものが組み込まれている…。
そんな風に考えると吐き気さえして来る…。
でも、感謝もしてる。
だって、僕とあの人を巡り合わせてくれたから。
そして、僕の思惑通りに消え去ってくれたから……。
もう、僕しかいないと思った。
あの人を守っていけるのは。
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紅色の風船 ©著者:桃缶
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