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24章:8月14日 (1/2)

24章:8月14日

『自分の事を忘れないで下さい。』


あの時そう言った健児さんを
あたしは本当にずるいと思った。


訳の解らない所から来て
あたしの元から去っていく。


タイムトラベラー?
そんな非現実的な事ある訳無い。
それが万が一本当だとして
どうして貴方は去っていくの?


そんな簡単に時代って
超えられる物なの?
それならあたしを
その時代へ連れ去って欲しい。


そんな駄々をこねても
無駄なのは
心の底の何かが信号を鳴らしてる。


貴方を失ったあたしは
どうなってしまうんだろう?


やっと恋を知ったのに
その恋は儚く消えていってしまうかもしれない。


例えば長い夢を見ていて
それがこの恋の話なら
どんなに良いだろう。


ねぇ神様?
どうしたらあの人は
私の側に居てくれるの?


終わりが近いなら
それはいつ?


今日か今日かと
過ごす毎日に
きっとあたしは狂ってしまう。
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飛行機雲 ©著者:ましろ

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