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14章:13 (2/6)

時間の感覚がおかしくなりすぎた優は
どのくらい歩いたのか解らなかった。


山々に響き渡る蝉の声たちも
優の感覚を麻痺させていた。


目をつぶっているせいか
聴覚が研ぎ澄まされ
健児の荒い息遣いを感じる。


男性と二人きり
まして手をつなぐ経験など
初めてでも無いのに
こんなにドキドキするものなのか。


今にも跳び跳ねた心臓は
口から出てきてしまうんではないか
そんな風に考えては
また勝手な胸の高鳴りを感じた。


やがて健児は
ゆっくり立ち止まり
『目を開けて。』と言った。
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飛行機雲 ©著者:ましろ

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