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6章:5 (4/4)

その言葉を最後に
須藤少佐の飛行機は
目標に向かって真っ逆さまに落ちていき
大きな爆発音とともに砕け散った。


それに続けとばかりに
仲間達の飛行機も続々と
下を向き目標に向かって行った。


健児は家族の顔を思い浮かべて
声を張り上げ叫んだ。
『お父さん、お母さん、さようなら。』

ハンドルを力いっぱいに下げ
声にならない叫び声をあげた。

死に行く恐怖に
膝はがくがくと震え
目からは勝手に涙が溢れていた。


急降下していく機体と
重力に負けそうになりながら
健児の飛行機もまた
大きな爆発音とともに砕け散っていった。
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飛行機雲 ©著者:ましろ

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