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7章:嫉妬 (60/60)

絵理奈はあたしの視線と啓太さんの表情で理解したみたいです。


あたしははっきり啓太さんとは言わなかったのに…。


絵理奈がどう思ったのかが心配で…。


「お兄ちゃん、どういうこと?あいりに何したの?」


「いや、別に…。なにって言われても…。」


「正直に言いなさいよ。」


絵理奈の怒りがあたしに対してでなく、一安心。と思ったら…。

「あいり、あんたもだよ、何であたしに言わなかったの!いつからそうゆーことやってんのよ。」


「いつからって、絵理奈ん家に行ったとき一度だけだよ。」


「信じられない。あたしがいない時にそうゆーことやってたんだ。」


「あたしから何してないよ。だって、啓太さんが…。」


「だいたいね、あんたはヤバいんだよ!学校でも色々あったじゃん。野球部の子達に裸にされたとか、先生におっぱい触られたとかさ。噂になってんだよ。」


「そんなこと言われても、あたしのせいじゃないし。」


「そうかな。本当はあんたのせいじゃないの?いつも男子に注目されてさ、男に色目つかって…。自分で誘うような態度するからでしょ。」
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天然女子 ©著者:あいら

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