ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

6章:脅迫 (6/15)



緊迫した状況から開放されても疲労は取れずに寝たり起きたりを一週間繰り返した

中学へは暫くはパパの車で通う事になった

久々に会う友達には、海外旅行から帰ってきて風邪をひいたの、と話した

女子校ならではのガールズトークも他人事だった

........犯罪者の娘に恋愛なんて出来ない..........


楽しそうな友達が遠くて

羨ましくて

情けなくて

でもかけがえのない大切な友達を失いたくなくてニコニコしながら一緒に過ごした

パパはそんな私を連れて学校帰りに必ずバッティングセンターに寄り、私は手に豆が出来る程ひたすらバッドを振った

無心になれた

もっと遠くに

もっと遠くにとバッドを振った

カコーンと鳴る音は

昔のドアが閉まる

パタンの音みたいに

自分でいられる

音だった


74 /86

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

売られた娘Part2 ©著者:エリ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.