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19章:一人じゃないよ
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サクラさんがトイレに立つ間、そのことを聞こうか聞くまいか悩んでいた。
恐らく本当に手を出していても認めるとは思えないし、やってなかったとしても失礼だろうし。
考えている間に閉店時間になって、サクラさんがお会計を済ませてくれて店の外に出た。
サクラさんがふいに私を抱き締める。
「…リコたん、ありがとう。会いに来てくれて、嬉しかったよ。」
「…私も会えてうれしかった。」
お酒と甘い香水の香りが混じりあって、二人で飲み歩いていた日々の懐かしい匂いがした。
「…でも、もう会いにきちゃダメだよ?」
「…どうして?」
驚いてサクラさんの顔を見たけれど、サクラさんは笑顔だった。
「…リコたんも、一人じゃないからね。シュウのこと、大切にしてあげて。幸せになってね。」
答えになってないじゃん、はぐらかすの悪い癖だよ。
そう言おうとしたのに、声が出てこなかった。
タクシーに乗り込んだサクラさんの笑顔が、とても切なかったから。
バイバイ、リコたん
タクシーが走り去る前、微かにそう聞こえた気がした。
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風俗嬢の肖像 2 ©著者:奈緒
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