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13章:シュウ君 (11/11)

人を愛することとか愛されることとか、私にはきっとその才能が生まれつき備わってなかったのだと思う。


指名を獲得する才能だって本当はなかったはずなのに、サクラさんが私を育ててくれたんだ。


その才能にシュウさんが惹かれてつきあう気になったのだとしても、私には責める権利はない。


造りモノの魅力にお客様が料金を支払ってくれるみたいに、シュウさんは私に優しさをくれる。


普通一人につき一つしかない彼女の座を私にくれたのだ。


それだけで、満足だった。


手放したくなかった。


例え愛してると言葉にすら出してくれなくても、セックスするのはいつもホテルで、部屋に上がったことがなくても、その目に映っているのは私じゃなくても。


大好きだよ、シュウ君。
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風俗嬢の肖像 2 ©著者:奈緒

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