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11章:幸せ (2/5)

サクラさんと知り合ったばかりの頃私はまだリュウと同棲していて、毎日のようにリュウに彼女の話をして聞かせていたことを覚えている。


私にとって、サクラさんの生活水準や金銭感覚、営業方法、自分の魅せ方は全て衝撃的で魅惑的だった。


サクラさんという存在は、当時の私の理想に最も近かったのかもしれない。


日々楽してそれなりに暮らせれば良かっただろうリュウにとっては特別興味の引かない話であったことはわかっていたが、誰かにその気持ちを共有して欲しかったのだと思う。


毎夜晩酌の缶ビールを片手にサクラさんの話ばかりする私に、聞いているんだか聞いていないんだかよくわからない相槌を打っていたリュウが、ある時口を開いた。
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風俗嬢の肖像 2 ©著者:奈緒

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