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5章:リュウの変化 (10/11)

リュウは一度も、私に愛情があるのだとも、必要なのだとも言わなかった。


母親が亡くなって、自分の堕落した生活を振り返って後悔したのだと思う。


私に対する贖罪意識と、情。


本来は人情家だったのだと思う。


リュウは甘える相手が欲しかったし、私は一人の寂しさを埋めるために一緒にいた。


そこに愛情はないと、お互いよくわかっていた。


リュウは今その生活を変えようとしているけれど、私はしていない。


利害関係が一致していた二人がすれ違ったら、それが離れる時なのだと思った。


「…リュウ、別れよう。」


私の言葉をわかっていたように、リュウは優しく微笑んで頷いた。
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風俗嬢の肖像 2 ©著者:奈緒

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