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4章:捻れ
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そう言えば、いつからおかしかったんだろう。
生まれた時から?
風俗嬢になったから?
いやいや、そもそも風俗嬢になった理由からしておかしいし、多分その前からだろう。
ブランドのバッグ、欲しかったんだっけ。
プラダやヴィトン、ジルの洋服。
サクラさんに憧れて、D&Gとかドルガバも手出してみたり。
ホストでドンペリ入れて、売掛払うの月末までヒヤヒヤだった時期もあったなぁ。
今は服も安定のブランドだし、メイクだってドラッグコスメが多い。
ホストでドンペリなんてマジで勘弁だし、むしろシュウさんよりカッコイイ男なんて見たことない。
私が本当に欲しかったものは、ずっと変わらない大切なものなんだ。
シュウさんを手にいれるためなら、なんでもする。
リュウはそのための保険みたいなもの。
別れたって言えばいいだけの話じゃん。
シュウさんを手に入れたら、ちゃんと別れるから。
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風俗嬢の肖像 2 ©著者:奈緒
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