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1章:はじまりの夢 (43/43)

「沙綾様なら大丈夫で御座いますよ」

恭の黄金の瞳が細く揺れる。
彼にそう言われたら、本当に大丈夫な気がしてしまうから不思議だ。

不思議な人。
不思議な時間。
不思議な場所。

「ありがとうございました、
またのご来店を…」

恭に見送られて店を出た。
外は未だ暗い。
夜明け前の、宵闇。

少し歩いて振り返ると、店の灯りはもう闇に紛れて見当たらなかった。
そんなに離れていないはずなのに。

…つくづく不思議なものだ。

それでもわたしの心は軽かった。
わたしの奥深くまで蔓延ってしまった脂肪も、少しだけ軽くなった気がした。

宵闇にみた、夢のお陰で。




さぁ、生まれ変わってみようか。










第一話 はじまりの夢 <完>
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宵闇の夢 ©著者:柚木

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