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6章:四人目のホスト……
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6章:四人目のホスト……
場内を入れるとK君は水を得た魚のようだった。
隣に座りぴったりと体をくっつけオーバーリアクションで話してきた。
聞けば、モデルをやっていたようでスラッとした高身長な美形は納得がいく。
よく玉森裕太に似ていると言われているようだ。
一生懸命な自己アピールがやたら可愛かった。
「なんか、ゅいさんは話しやすいです。ちゃんと聞いてくれるから////」
手に指を絡めて綺麗な笑顔で私を見つめる
とても自信に満ち溢れていて。。
圧巻だった。
2時間が経過し、ラインを交換する。
私は後輩と場内を入れたホスト達に外まで送ってもらった。
陽の光で自分の顔が照らされ、見られたくない気持ちになり手で顔を隠した。
チラッとK君を見たら陽の光の下でも完璧で綺麗な顔をしていた。。
私の腕をひっぱり優しく抱きしめてきた。
「友達に見られるよ////」
恥ずかしかった私はK君を拒む。
「大丈夫、あんなに先にいるから、、見えないよ。。」
拒む力を跳ね除け抱きしめてきた。
後輩と後輩が場内したホストは割と離れた場所で番号交換をしているのが見えた。
「・・・明日さぁ、俺休みだから会えないかな?」
今までの事がある、歌舞伎のホストはなんて軽いのだと考えてしまう。
不機嫌な声で・・・
「考えとくね。。。」
そう答えた。。K君は顔を除き込み
キスを求めてきた。。。
「・・・やっ////やだ!!!」
ドンっと押して拒否してしまった。。。
「・・・・・・ごめん、、」
謝って気まずそうな顔をしてくる。
いくらホストでも、これだけの美形にキスを求められて拒む自分。何様だろうか?
2人無言。。。。。。
タイミングよく、後輩が私を呼んでくれた。
何も言わないで立ち去ろうと背を向けたら
K君は背後から抱きしめて私の肩に顔を埋めた。動けなかった。。。
何も言わない、私も何も言えない、、、
数秒間そのままになっていると
K君の抱きしめる力が弱まり逃げるように
後輩と帰って行った。。
途中振り返ってみたら
K君だけがいつまでも私たちを見送っていた。
なんなんだろ、、K君、、、、
寂しそうな、何か言いたそうな、、
違和感が残る
後輩を駅まで送り
マンションに帰った、、、、。
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