2章:ヘルス嬢…………… (9/9)

お金を使う事でHを引き止められる
Hのナンバー１でいられる


Hは私のものだ……。。。


金銭感覚も、普通の恋愛も、、、
わからなくなっていた。


こんな生活が続くわけがない。
まだ、余裕だと思っていた貯金は徐々に無くなっていく。


苦労して13年間貯めたお金は２ヶ月ほどで底をつきそうになっている。


ヤバイ。。。。どうしょう。。。。


Hに知られたら……切られると思うと怖かった。令嬢気取りでいたかったから。お金がない話をしなかった。


少し抑えめでも毎日Hの店に行く。


数日経過すると、、、
残高が明らかに少なくなってしまっていた。。


全部使うのは……冷静に考えた。
Hの前では令嬢でいたかった。
年上のいい女でいたかったから。。。
その記憶のままHには刻みたくて


…………Hとの連絡先を消した。
着信拒否にラインブロック。。。。。

スマホを持つ手が震える。
こんなに好きなのに、、、、 、
Hは私のお金しか愛していない。
キャバをしてたからわかる。
23歳の若いホストが33歳のオバサンなんか
…………


でも、あれだけお金を使ったけどHへの憎しみは一つもなかったのだ。。。


…………仕事しないと。。。。

地元には帰りたくなかった。
いろいろふっ切れた私はスカウトさんに仕事を紹介してもらう。



ホテヘルの面接へ向かった。。。