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17章:みよじとの再会
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17章:みよじとの再会
みよじとの再会・結婚の約束・鏡夜のその後
昨晩、みよじ様のご記憶が奇跡的に戻ったのか?本来の温かく優しい彼からの労いのメッセージを頂きました。
いつ戻るかわからない記憶ならば、今このうちにみよちゃんに会いに行きたいと仰られました。みよがホテルの部屋番号を教えた頃には、既に携帯電話は没収されたようです。
みよじ様は鏡夜のアジトから抜け出しタクシーで部屋まで来られました。
みよじ様は息が荒くて、顔色もとても悪い状態でした。
「みよじ様!来てくださった事はとても嬉しいですが容態、ご自愛なさってください!」
みよは、隣に寝かせましたの。
「みよちゃん!」
みよじ様は号泣されました。涙脆い方でもありますのよ。
鏡夜は、みよじ様の自然な抹殺を図ろうとしていることも、伺いました。新宿鮫さんは見せしめに消されたのだと。
「どっちにしろ、折れは入院しなきゃならない身体になりつつあるんだよ。その日はそれほど遠くはないよ。難しい病気だからね。」
「みよちゃん、折れは色々君にもウソをついていた。本当は妻なんていなかった。年齢は38才。パソコンオタクだよ。」
「こんな折れでも、みよちゃんを愛する気持ちには嘘偽りはないよ。不細工でゴメンナサイ。。」
みよじ様はみよの胸元に顔を引っ付けながら、申し訳なさそうに泣き続けておりました。
「みよちゃん、指を出して!ほら、みよちゃんにピッタリのダイヤモンドの結婚指輪だよ!」
「キャー( 〃▽〃)嬉しいわ!」
みよじ様はアタシの薬指に結婚指輪をはめてくださりました。
「あなたと、生涯共に、添い遂げたい。」
「嬉しいです!」
しばらく、みよじ様はみよの横で添い寝しておりました。
「記憶が戻ってしまったら、また君に辛辣な言動を投げ掛けるでしょう。」
「そんな折れに価値はないよ。」
「いいわ。そんな貴方も、みよじ様に変わりないですもの………」
みよは、自分の容態が悪化したのでそのまま眠りにつきました。みよじ様もそのまま眠りにつきましたわ。
パパはわかってくれていた様子で、何も言わずそっと見守ってくれていらっしゃいました。
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みよみよのハチャメチャアイドル物語 ©著者:沢村のぞみ
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